E.C. was here

Detailed data of all Eric Clapton's performances in Japan

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2006 – Back Home Japan Tour

11-Nov-2006 Osaka Castle Hall, Osaka
12-Nov-2006 Osaka Castle Hall, Osaka
14-Nov-2006 Osaka Castle Hall, Osaka
15-Nov-2006 Osaka Castle Hall, Osaka
17-Nov-2006 Rainbow Hall, Nagoya
18-Nov-2006 Rainbow Hall, Nagoya
20-Nov-2006 Budokan, Tokyo
21-Nov-2006 Budokan, Tokyo
23-Nov-2006 Budokan, Tokyo
24-Nov-2006 Budokan, Tokyo
26-Nov-2006 Sapporo Dome, Sapporo
29-Nov-2006 Budokan, Tokyo
30-Nov-2006 Budokan, Tokyo
02-Dec-2006 Saitama Super Arena, Saitama
05-Dec-2006 Budokan, Tokyo
06-Dec-2006 Budokan, Tokyo
08-Dec-2006 Budokan, Tokyo
09-Dec-2006 Budokan, Tokyo

personnel

Eric Clapton (Guitar, Vocals)
Doyle Bramhall II (Guitar, Vocals)
Derek Trucks (Guitar)
Chris Stainton (Keyboards)
Tim Carmon (Keyboards)
Willie Weeks (Bass)
Steve Jordan (Drums)
Michelle John (Backing Vocals)
Sharon White (Backing Vocals)

2003年の来日公演史上最多の18公演と同じ回数の2006年。”Back Home Japan Tour”と銘打たれたツアーでの来日だが、アルバム「Back Home」からは一曲もなし。来日前の欧州ツアーなどでは「So Tired」や「Lost and Found」などもプレイされていたが、ツアーをこなす経過での必然の変化なのだろう。その”必然の変化”の根拠は参加メンバーに求めることが出来る。このツアーの特筆すべき点は何と言ってもDerek Trucksの参加。その結果、ドミノスナンバーが乱発されたファンにとって無上の喜びを味わえたツアーとなった。最終日の12月9日武道館では、ドミノスの曲が8曲演奏され往年のファンを狂喜させた。ステージ上に並ぶECとDerek、そしてDoyle BramhallⅡという3人のギタープレイヤーの雄姿は壮観の一言。彼らがいたからこそ実現した曲も多々あったなか、目玉は最後3日間だけしか演奏されなかった「Little Wing」。最終日にはECに促されたDerekとDoyleも通常よりも1周り多くソロをプレイするなど、正に有終の美を飾るに相応しいステージを見せてくれた。DoyleとDerek共に均等にソロを弾かせるあたり、彼らを単なるバックギタリストという位置づけではなく、対等なギタープレイヤーとして尊重しているECの寛大さが印象的なツアーだった。ドラムスのSteve Jordanは、ECにとって初のグルーブドラマーといっても過言ではないグルーブをバンドに吹き込んだ。特に「Got to get better in a little while」でのグルーブは筆舌に尽くし難いほどの心地よさが漂う。そしてChris Staintonは相も変わらず素晴らしく、「Little queen of spades」でのピアノソロなどは、長年に渡ってECが彼を起用する理由が窺い知れるプレイであった。どの日も非常に質の高いステージを聴かせてくれたツアーだったが、中でも12月6日の武道館は、スタッフは勿論、EC本人自身が「キャリアで最高のステージ」と認めたという公演。ちなみにその日は「Little Wing」初演奏の日であった。

アドセンス固定下300

公開日:
最終更新日:2016/01/25